銛でサメを仕留める屋久島の自然児が野球の天才児に挑戦するため甲子園を目指す。マスクをつけたライバルや、野手踏み台大ジャンプ守備が炸裂するなど、アストロ球団の香りが漂う熱血野球漫画。
序盤から野生児対野球の天才の対決を構想しており、主人公側の屋久島の野生児・帝太陽と、霊山高校の天才・皇丈太郎の2パートを並行して描写していきます。
甲子園優勝投手にして病弱の天才皇丈太郎、点滴しながら入場
決勝戦前に顔を合わせお互いをライバルと認め合う2人
偵察に来ている将来のライバルであろうキャラもいますが、その後出番はありませんでした
日本一になったライバルパートがおわり、主人公パートでは野生児達が集まってきます。
主軸は3人、帝太陽と、潮万斗、一斗
野球の為に漁に出た、台風にも負けない男万斗
万斗の兄弟。山で猿と野球をする奇人 潮一斗
特筆すべきは残りの部員集めをするんですけど4ページで部員が集まるんですよね。展開超スピーディー!
これ、画像のままの展開で間飛んでないんです。
今まで見たメンバー集めするスポーツ漫画で1.2を争う集合の早さ。
このメンツで従兄弟の直次郎ひきいる県内トップの学校と練習試合を行います。その相手は?
聖帝サウザーの奴隷かなんかかな?
二軍相手にスーパー野球で完勝して一軍を引き摺り出す太陽たち。
大ジャンプアストロ超人守備
一軍登場!なぜマントとマスクを!
素人太陽が試合の中で成長し、直次郎とライバルと認め合ったところで終わります。
構想は壮大だったと思うんですけど、残念ながら親戚のチームと練習試合をするだけで終わってしまいました。
壮大に構想したばかりに、序盤のライバルの優勝に尺を取りすぎましたというのもありますし、アストロ球団の成功に囚われすぎた感もあります。サイレントナイト翔やチャゲチャ、幽霊小僧がやってきたのような、大ヒットの次作で、前作のヒットに囚われてすぎて劣化コピーを作ってしまうという失敗だったと思われます。