津尾尋華のジャンプ打ち切り漫画紹介

週刊少年ジャンプの三巻完結以内の打ち切り漫画の紹介。時々他誌や奇漫画の紹介も。

ガクエン情報部H.I.P. 1984年

ガクエン情報部H.I.P  全3巻 富沢順 1984

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お人好しの転校生桃太はH.I.P.という学園の何でも屋に巻き込まれその一員となる。というドタバタコメディ。一部の層には今も惜しまれている作品。打ち切り漫画ながら、森高千里高田純次などのキャストでドラマ化。

 

学園の何でも屋H.I.P.

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ちょこちょこ鋭い風刺や深い台詞があり、男女同権、詐欺医療、責任のないマスコミ、インチキ占いなど今でも通用するような内容のテーマを取り扱ったりもしてますが、反面青臭い主張が強い話なんかもありその辺が人気の別れたところかなと。

 

面白おかしく一部を切り取るマスコミの無責任精神。40年前から同じこと言われてるのね。

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健康にいい水を売る詐欺医療回。

ただの水道水なのに買った生徒から

調子がいいのでもっと買いたいという注文が来るというオチ。

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評論家回

お、耳が痛い
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インチキ占い回

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男児平等回
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H.I.P.から(主に遊子さんから)の主張

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何々らしさに縛られた「らしさ」なんてニセモン


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「全ての人間が見栄や世間体に縛られてると思ったら大マチガイだぞ」

アナーキーサイドにいるからこそ言える名台詞


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世の中あたしたちのことをわかってくれないという不良に対して


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ジジイが世の中いじくるからどんどんおかしくなっちまうんだよ

これで37年前!

まあちょっと説教くさいところもありますが、今でも言われてる様な言説を割とストレートに代弁してくれるところがよかったようです。う

 

上手く行けばスケットダンス究極超人あ〜るになれたかもしれないですが、この泥臭さが富沢先生ですね