PANKURABOY 全2巻 富沢順 1987年
プロレスラーの父に幼い頃から仕込まれ中学生獣太は、母の死がトラウマで格闘嫌い。だが父の教え子・猟と闘うことで格闘技の面白さに目覚める。プロレス最強、総合格闘技プロレスという時代を感じさせる設定。
キックの違いなどらしい解説もありますが、必殺技「コークスクリューキック」など荒唐無稽な技もあり、本格格闘漫画というよりはプロレス漫画、うーん今見ると中途半端感は否めない…。終盤の富沢節は、コマンダーゼロを彷彿させます。
終盤の青臭さこそ富沢節!
餓狼伝を筆頭に、.12の三四郎やリッキー台風、コータローに、空手バカ一代、など昔は最強格闘技は空手とプロレスという時代がありましたが、最近は高田ヒクソン戦の影響からかめっきり少なくなりました。喧嘩商売でどう処理するかが楽しみです。大相撲も同じで最強論は根強かったんですが曙の連戦からめっきりなくなりましたねえ…。
異種格闘技漫画の闘翔ボーイ、ホーリーランド、ツマヌダから総合漫画のオールラウンダー廻、鉄風など格闘漫画はより詳しく詳細になってきていますが、昔は荒唐無稽な組み合わせがあって面白かったですね。軍鶏のバレエ対空手とか、キャプ翼のサッカー対ボクシングとか。