コスモスストライカー全2巻 原作 田中誠一 作画 戸館新吾 1988年
神より選ばれし惑星の紋章を持つコスモス戦士が、サードエンパイアと呼ばれるサッカーで世界を支配しようとする軍団と戦う。
まずサッカーで世界を支配というのが全然わからないんですが、強引な論理で話が進みます。
男塾並みに厳しい待遇のサードエンパイア
ワンミスを死によって償う
多分脱出できない環境でサッカーをさせ、勝ったチームしか飯を食えないというサッカー蠱毒を行い育てられ…。
今度生まれてくる時は…
ああ、桜咲くコスモスのフィールドで待っているぜ…
超人サッカー物なんですが、群龍伝、愛星団徒、アストロ球団、埼玉レグルスと、紋章を持つ仲間集め→超人野球はあるのにサッカーは意外とないです。セミリアルサッカーでキャプテン翼が人気すぎたせいでしょうか?
2ページで全員揃うメンバー。2ページで全員の来歴もあかされる。超スピーディー仲間集め。
コスモスストライカーの超人度はなかなか凄く、その代表がノーゴールビクトリー宣言
「ええっ!?シュートを打たずに試合に勝利?」
「できらぁっ!」
と言わんばかりにサッカーとは名ばかりのただ相手を痛めつける必殺技が続出します。
『プレイヤーが7人以下になると棄権されたとみなされる』
そんなルール利用した漫画初めて見たよ…。
ヨーロッパオールスターが0-50で敗北!
もう点数からしてガバガバサッカーの予感がプンプンするぜぇ。
ノーゴールビクトリー宣言
とにかく相手を痛めつけることが目的の必殺技が炸裂します。KOすれば勝ちなんだよ!というテニスに近い発想。
KO勝利
必殺シュートも勿論炸裂するんですが、こんな超人サッカーを行いながら主人公の必殺シュート「マーキュリードライブフォング」の威力がタイガーショットとどっこいなのはちょっとさみしいと思います。
いや、キャプ翼がおかしいんですけど。
あと惑星戦士でマーキュリーとかいうから各戦士毎に星の特徴を生かした技とか出るのかと思ったら二つ目は「ハイパーイカロスウイング」で惑星なにも関係ありませんでした。
「設定を!設定を生かせ!」
必殺シュート炸裂!その威力は!
ただでさえとんでもないのに作中でどんどん技のレベルが上がっていきます。
敵の必殺シュート
指一本で止めるコスモスキーパー
2巻なのにインフレする超人サッカー
かろうじて物理法則だったのにサイキックって言い出しちゃった
光速のボールが空間に歪みをおこす…
インフレしすぎぃ!
脇キャラももう意味不明
サードエンパイアの巫女、クリスタルプライム
超時空瞑想!
言葉の意味はわからんがなんだか凄そうだ!
終盤出てくる敵のキーパーの必殺技
僕は大好きなんですが!
リベロの武田もそうでしたが、超人サッカーはこの年代から意外と受けが悪く、少年誌から姿を消していきます…。