変幻戦忍アスカ 全2巻 黒岩よしひろ 1988年
伝説の打ち切り漫画家黒岩先生の第3作。現代に生き残る忍者の末裔アスカは、世界を支配する魔王復活を企む森蘭丸率いる魔導忍軍と戦うことになる。アスカはミューテーションの掛け声で変幻戦忍アスカに変身する。
ラスボス蘭丸
科学と忍術の結晶
科学忍者！変幻戦忍アスカ
変身ヒロイン+忍者+伝奇という方向の本作品。
バジリスクや不知火舞、デッドオアアライブの霞、閃乱カグラ、退魔忍、超昴閃忍ハルカ、昨今のくのいち人気を考えれば目の付け所は正解だと思うんですけど、変身物自体が受けが悪いのに加えて、黒岩先生の悪癖、強いのか弱いのか分からない敵役（一般人の成馬に負ける魔導忍軍）や、緊張感を削ぐコメディ要素が敗因かなあ。かといえpixivにイラストが複数投稿されていたりで、そこそこ人気があった事がうかがえます。
五大元素を司る蘭丸と四天王たちに対して、アスカたちも本能寺一族、伊賀の頭領服部半蔵、忍者の王果心居士らで対抗。封印が解けるたびに本能寺一族が逆に封印されるという設定上、次々と仲間が封印され、たった1人で戦い続けるアスカ。と、アウトラインだけ見ると面白いんですけど、この主人公が強くなり、しかし悲劇的な顛末を連載中に持って来れずに打ち切りが決まってから雪崩の如く公開していくのが黒岩先生です。
変幻戦忍アスカで性癖を歪められたという証言多数。
画像検索でも今まで紹介した漫画の中で最多のイラスト数が出てくる辺り、かなり惜しかったのかな感はあります。
バトルヒロインは一定のニーズはあるんですけど、ヒットを出すのは難しいところがありますね。
性癖 変幻戦忍アスカ
オリジナルイラスト多数でえちえちなところが少年の心にナニカを植え付けた事がうかがえますが、掲載時のジャンプ連載陣が異常に強いので仕方なかったのか…。暗黒期なら生き残れた気がします。
時代が悪かったんや…。
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ファンアートだけでなく18禁同人誌も多数
開始時のジャンプ連載陣 強い！
