津尾尋華のジャンプ打ち切り漫画紹介

週刊少年ジャンプの三巻完結以内の打ち切り漫画の紹介。時々他誌や奇漫画の紹介も。

カメレオンジェイル 1989年

カメレオンジェイル 全2巻 井上雄彦/渡辺和彦 1989年

f:id:jiholeopardon:20210325002251j:image

 

他人に変身することのできる最強の危険請負人カメレオンジェイルの活躍を描いた作品。少年誌には珍しくアメリカが舞台。

変身能力は話を転がすには便利ですが、派手さにかける事、大人の男が仕事を請け負い銃撃戦でマフィアと戦いトラブルを解決するというのが連載中のシティーハンターとかぶる事、シティーハンターから美女ともっこり、コミカルさを引いた読み口になっている事などが敗因でしょうか。ウォーキング・マドンナのエピソードなんかは良かったんですけど、これ美女を出すとますますシティーハンターと被っちゃうんですよね…。

 

男女問わず他人に変身できる能力を持つジェイル

f:id:jiholeopardon:20210325051342j:image

f:id:jiholeopardon:20210325051346j:image

性別を変えることも可能

f:id:jiholeopardon:20210325051416j:image

 

少女漫画はBANANAFISH、CIPHER、伯爵カイン、ツーリングエクスプレス、風と木の詩エロイカより愛をこめてはみだしっ子、キャンディキャンディ、歴史物なら天は赤い河のほとり王家の紋章など比較的海外が舞台のヒット作があるんですが四大少年誌には歴史物、ロードムービー、世界全体の危機で海外に赴く、という展開を除けば、海外のある国をメインとした話というのはほとんどないのではないでしょうか?

 

思いつくところでジョジョ、ダイモンズ、ヴィンランドサガ、中華一番、ダレンシャンあたり。少年誌以外ならブラックラグーンヘルシング、パイナップルアーミー、ガンスリンガーガール、なんかもありますが、少女漫画と比べると割合が少ない気がします。闘将!拉麵男は中国の話ではないからな!

 

思うに、少女漫画は恋愛メインになる性質上、現実の異文化だったり、海外の(見慣れぬ)イケメンに触れる事が売りになるのに対して、スポーツとバトルがメインの少年漫画だと世界自体を変えるんでなければ舞台を海外にする意味が薄いからですかね?スポーツは特に、競技を支える文化まで説明するのが大変なので国内の方が圧倒的に描くのが楽です。ビバカルチョとか、雷神みたいに海外にする意味があるスポーツ漫画は海外でやってますけど、部活野球とかサッカーは国内の方がわかりやすいですもんね。

 

あとは女子の方が海外に対するあこがれがある気はします。男子の方が保守的なのかなあ。

金髪碧眼のイケメンにキャアキャアする女子に対して、金髪碧眼美少女に萌える男子のほうが比率が低い気がするんですよね。