クライシスダイバー 全2巻 戸館新吾 1990年
大財閥の御曹司にして民間初の人命救助士通称クライシスダイバーの将太郎が、火事、飛行機事故、盗掘団から人命を救い出すという和風バットマン。
バットマンのような明確な悪を出すか、地道な救助を描くかだと、前者にならざるを得ないのがジャンプです。後者の成功例としてめ組の大吾があるので、現実路線ならではの切迫感を出せれば成功の目はあるのですが、ジャンプでそれが待てるかというと難しく題材的に初めから詰んでいるような気もします。
やはりというか、テコ入れで美形キャラとバトル展開へ後半どんどん北斗の拳じみていきます。結局バトル路線を選び12週エンド。グリーンアイズもそうですが、この頃のジャンプは星矢、DB、ジョジョ、ターちゃん、ダイと、超人が多く、ただの人間が装備や知恵で苦難を乗り越えるのが周りが周りだけに拍子抜けというか、超人になれすぎてた感はあります。
次第に人命救助でない展開へ
治安の悪さも北斗の拳並みに
怪しげな拳法使いまで登場
ちょっと北斗に影響受けすぎでしょ