津尾尋華のジャンプ打ち切り漫画紹介

週刊少年ジャンプの三巻完結以内の打ち切り漫画の紹介。時々他誌や奇漫画の紹介も。

PHYCO+ 1992年

PHYCO+ 全2巻 藤崎竜 1992年

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緑色の髪と目に生まれた緑丸は、好奇と嫌悪の目を向けられて育ってきたが、初対面の女の子、水の森雪乃に髪の色を綺麗と言われた事をきっかけに彼女に惹かれていく。2人が仲良くなる中、偶然手に入れたゲーム「サイコプラス」は超能力を使える様になるゲームだった。

 

初対面で初めて自分の色を綺麗と言われた緑丸

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ゲームで勝負をするうちに仲良くなっていく2人

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独特の絵柄と話の展開でファンの多い藤崎竜のデビュー連載。こちらも打ち切り漫画の中ではファンが多いです。個人的にはドラマティックアイロニーとかシャドウディジーズとか初期のダークな短編が藤崎竜の持ち味と思うんですが、ジャンプ向けではないと思ったのか連載は明るめのラブコメです。

 

ちょっと変わった先輩と友達、霊能力者の友達の妹なんかを交えたわちゃわちゃしたオタク日常系というフジリューにしては珍しいテイスト

 

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緑色の仲間が出てきて、サイコプラスは地球を守るための超能力育成ソフトだったことが明かされる。

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超能力者しか動かせないソフト「サイコプラス」で勝負をしようという迂遠な愛の告白がエモいラスト。
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1989年発売のファミコンソフト「マインドシーカー」はエスパー清田監修の超能力開発ソフトでしたけど影響してるんでしょうか。津尾さん気になりました。