津尾尋華のジャンプ打ち切り漫画紹介

週刊少年ジャンプの三巻完結以内の打ち切り漫画の紹介。時々他誌や奇漫画の紹介も。

力人伝説 1992年

力人伝説 全3巻 原作 宮崎まさる 作画 小畑健 1992年 

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日本が世界に誇る力人達のパワー&マネーゲームを描いた作品。ではなく、貴乃花若乃花の子供時代から大相撲入り、千代の富士、曙らとの対決と成長を描いた伝記風漫画。チャドの体格の見せ方など小畑先生の画力が光る。

 

 実在で存命中の人物の伝記風なので、企画物で厳密には打ち切りでない可能性はあるのですが、あまりはっきりしません。一応、単巻で終わるはずだったアウターゾーンが人気があったわ為長期連載になったようなパターンも存在するため、当ブログでは明らかに単巻で終わらせている鳥山明先生の短編(ジャコ、COWA、サンドランド等)と高橋和希先生のCOMIQ以外は対象としています。

 

死ぬほどかっこいい千代の富士

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曙との体格差の表現もうまい

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3人を並行して描いているが、焦点は貴花田

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この漫画で曙をチャドと認識した人も多いかも

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少年誌という事もあり、前向きに頑張る3人の描写に終始しており、当然注射システムについては言及がないです。

 

千代の富士が、ガチンコでも最強だったが、体力を温存するために星の売り買いをして、逆らう者には制裁を与えたという逸話や、相撲の仕組み上勝ち越し負け越し以降の勝敗は上位争い以外には影響しないので、星を売る事が常習化していること(8勝6敗で千秋楽の場合勝っても負けてもあまり変わらないので、7勝7敗の力士に星を売るなど)などにはふれられません。

 

触れられるのはこの辺りまで

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注射システムを完成させたと言われる千代の富士と、ガチンコで名高い貴乃花の漫画なんで頭をよぎってしまうんですけどあるわけないですね。はっはっは。

気になる方は注射システムで調べてください。