まだトラック、ババアがレギュラーでない時代の画太郎先生の作品。仙人萬々の弟子娘娘は師匠に妖怪退治を頼みに来た人に請われて退治をしたり、悩みを解決したりするが大体萬々にボコボコにされる。
開幕から前作のセルフオマージュ。
西遊記のパロディ敵キャラ。
画太郎先生の特有の強引なオチが多く、少年誌を意識して描いていたであろう珍遊記と比べてもかなり1話完結の理不尽オチが多くなっています。
画太郎先生の転換点となる作品。
コピー芸とパロディ、力押しのオチとナンセンス、バイオレンス、グロの画太郎スタイルが出来上がり始めるのが感じられます。
ジャンプではうけずに2巻完結。この後週刊ジャンプからは卒業して、唯一無二の地位を築きあげます。画太郎先生は本当に意味のわからないポジションの築き方をしてるんで他の漫画家さんには参考にならないし、どうしてそうなったかの言語化も難しいんですよね。ニッチなニーズにくい込んだってのもちょっと違う気がします。松井先生風に言うと防御力ゼロで攻撃力に全振りしても生き残れた天才なんですけどジャンプでホームランを打つタイプでもないという…。言語センスとかリズム感が凄いのはわかるんですが。
セルフツッコミも健在
娘娘の絵柄があまりに違うので、娘娘だけアシが描いているという噂が流れたが本人が描いていたらしい。
娘娘は可愛い
可愛い幼女だろうと平等にボコられる画太郎ワールド「ぶべら!」がもう定番台詞
炸裂するコピー芸
炸裂するパロディ芸
この頃はまだライブ感をネタにする初々しさがありました。