伝説の忍、竜童九戦鬼に学んだシグは、兄弟子豪鬼を探すため、月島領を訪れる。そこは百鬼丸という忍により支配された無法の地であった。
抜骨術や戦鬼は良かったと思うんですけど序盤に尺を取りすぎた感あり。
シグは少年ながら抜骨術を操る腕利き。
月島領の悪党を倒すロードムービー展開がしばらく続きますが、早めに9戦鬼か百鬼丸を出して、巨大な敵を示しておくべきでした。
無法の地、月島領で悪を倒したり、因縁の相手と戦ったり、このパートが厳しかっただす。
百鬼丸が豪鬼を殺したと聞いたシグは城に向かう。そこには竜童9戦鬼がいた。
しかし、9戦鬼でまともに登場したのは音速の慈恩のみ。
四天王とか八部衆は早めに出せと…。
登場した次の回で全てをシグに託して死んでいる9戦鬼。ええー。
9人の戦鬼で想像する通り、竜童九戦鬼は壱番神通術、二番神行術、三番五感術、四番暗器術、五番虎倒術、六番炎の禅鬼、七番円鏡術、八番水雷術、九番抜骨法と九番以外吹き荒ぶ風がよく似合う感じの技を持っているんですが、ほとんど作中で見ることはできませんでした。
ラストに怒涛のように明かされる展開。
これぞ打ち切り漫画。
織田信長は竜童9戦鬼の一員だったが野心を抱いたため、師に記憶を消された。
記憶を取り戻した織田信長108式をつかえる魔王となったが、9戦鬼同士の戦いは魔を呼ぶため禁じられていた。
9戦鬼でないが108式を使えるシグに力を託して、戦国の魔王を倒すことが目的だった。
なんというか構成を間違えた感。1話完結の世直し旅をやらながらキャラを立てるつもりだったんでしょうけど、主人公1人パートが長くなり話が広がらず、後半に展開される設定を出し切らずに終わってしまいました…。