鬼が来たりて 1996年
鬼が来たりて 全2巻 しんがぎん 1996年
鬼の魂に魅入られ鬼になった人間ー「人鬼」を倒し弱き物を救う鬼の一族鬼部雷矢は、かつての鬼の大乱を再現しようとする鬼の主を止めるため旅を続ける。鬼の一族、鬼を制する神薙一族、鬼を滅ぼした鬼の一族の三つ巴の戦いが始まる。
いわゆる和月組の一員で、真っ先にデビューをしたのが今作でのしんがぎん先生。この後次々とワンピース尾田栄一郎、仏ゾーン武井宏之、ノルマンディーいとうみきお、ミスフル鈴木信也とデビューが続きます。
剣心連載中に和風バトルは競合しすぎたのが痛かったです。女の子の可愛さなら和月組一だったと思うのですが…。
和風剣戟バトル
弱肉強食あたりが被ったのは痛かったです
おてんば少女も…。服装デザイン!
現代物なら女性キャラのかわいさは一番好きでした。絵柄が古い?1996年だぞ!遊戯王と封神演義とワイルドハーフが始まった年だからな!
王道というか、5話くらいかけて一話完結の悪役退治で、雷矢のキャラ紹介や能力、鬼がどう思われているかあたりをやったのは少し展開が遅かったです。そのため終盤本来の敵である鬼たちが登場してから怒涛の設定開示が始まってしまいました。
公儀のつくった鬼を制する能力を持つものを集めた
神薙一族
秘術「神寄せ」 触媒となる神光玉
全員出てこない敵の幹部クラス
ラスボスは父親
デビューからずっと鬼が来たりてを描いていたので、競合も仕方ないんですけど、巡り合わせが悪かったです。展開もやや遅めというのもありましたが、本題に進む前に打ち切り。その後29歳で急逝されたため、今作と次作の少年探偵Qのみが著作となります。丁寧な絵から、急逝を惜しむファンも多いです。