BETAKUTO‼︎〜野蛮なれ 全2巻 野口賢 19960年
拓斗は熱くなることが好きなバイク好き高校生。バイクレースをした事をきっかけにロシアの空手チャンプキリコと因縁ができる。バイクと空手と恋愛と話の焦点が定まらなかったのが敗因でしょうか。野口賢先生は柳生烈風剣連也、竜童のシグに続き3連続打ち切りでWJからお別れとなります。
とにかくカッコいい要素をぶち込みました!って内容なんですが、これ、古武術&サイボーグ009&戦国の竜童のシグ、剣劇&ロボット&亡国のお姫様の柳生烈風剣連也と同じなんですよね。好きが先走りすぎて話がまとまっていない…。
レースがしたいのか
バトルがしたいのか、
作者のやりたいことが多過ぎて、読者が、「この物語はどこにたどり着くんだろう」が浮いてしまった感じでした。着地点が見えないからどういうスタンスで読んでいいのかわからない。
今作でも、その点では前半はバイクをかっ飛ばし、後半は空手と内容が分かれる上に、幼なじみと先生のダブルヒロインなのが話を散漫にしています。
空手女教師ヒロイン
幼馴染ヒロイン
負けヒロインくさい先生の方が押されてる感じなのは好きでした。いや、だから収集がつかなくなるんですけど。