津尾尋華のジャンプ打ち切り漫画紹介

週刊少年ジャンプの三巻完結以内の打ち切り漫画の紹介。時々他誌や奇漫画の紹介も。

河童レボリューション 1998年

河童レボリューション 全2巻 義山亭石鳥 1998年 

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動物好きのマサシが地面をほって、冬眠中の河童のヒロ坊の目を覚ましたことから家に居候されるギャグ漫画。テンション高めでツッコミの頻度も高く、ギャグも悪くないんと思うんだけど…。

 

冬眠から目覚めた河童のヒロ坊

つかみからパロスペシャ

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居候に乗り込んでくる
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謎のチキンレース
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チンピラ宇宙人

ヒロ坊といい妖怪や宇宙人や沼の主という神秘的な存在にチンピラムーブをさせるというギャップをギャグに昇華するパターンが得意技。
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僕は好きだったんですがあえなく2巻で終了。この年は年頭の新連載5連続掲載がルーキーズ、少年探偵Q、河童、ホイッスル、ハンターハンターで、更に同年中の連載開始がライジングインパクトシャーマンキングという、年3作ヒットが出れば当たりという中で大当たりなの年だったのも痛かったです。

 

ちなみ前後2年のヒットだと
96年ワイルドハーフ、封神、遊戯王
97年I's、てんてんくん、たけし、ワンピ
98年ルーキーズ、ホイッスル、ハンターハンターシャーマンキングライジングインパクト
99年ヒカルの碁テニスの王子様、ナルト
00年ストーンオーシャン、ブラックキャット、ジャガー
となります。98年が当たり年なのがよくわかりますが、3番ヒットの年も多くはなく、2本ヒットが出るくらいが標準に近いです。

 

92年なんかはボンボン坂とBOY、03年は武装錬金しか10巻以上刊行作品がない年代でかなり弱めでした。03年は特に弱い年ではあったのですが、98年が異様に強いのがわかると思います。