グランバガン 全2巻 山田和重 2001年
日本から英国へと、見た事のない世界を見にきた馬眼は、イギリスの諜報員となり、変装の名人シェイクスピア、海賊フランシスドレイクらとともにエリザベス女王のもとスペインと戦う。英国偉人が出てワクワクするのはちょっと時代を先取りしすぎていた感があります。
地図の空白の部分をみたい。
好奇心がキャラクターのモチベーションとなることはままあるのですが、漠然としすぎてたかな。大目標はこれとしても、もう少し感情移入しやすい小目標が欲しかったです。
次々と登場する有名英国英雄
魔眼マクベス、ギター型銃「リア王」、魔剣サムライソードなどギミックも凝っており、林崎流抜刀術など中2要素も揃っていたんですが世界は広い方の説明に終始して強力なライバルが不在だったのが痛かったかしら。終始、スペイン軍との戦いで、西洋剣術対日本剣法対決なんかもあるんですが、強力なネームド敵キャラがいないため、バトルの盛り上がりもイマイチになってしまいました。
林崎流抜刀術!
オープニングと対になるエンディング
など、惜しい要素は多かったと思います。
友人の小山くんは「これはきますよ!」と激推しでしたが11週で撃沈。