もののけ!にゃんタロー 全2巻 2001年
妖怪退治を行った法力僧龍念の生まれ変わりリュウイチは前世の恨みから犯罪妖怪に狙われる事になる。妖怪警察の役割をする猫又のにゃんたろーがリュウイチの護衛にやってきたことから、2人の奇妙な生活が始まる。
ジャンプが時々チャレンジする低年齢向けギャグは、パッキーやねこわっぱなど散見されますが、アンケートは芳しくないことが多く、成功例は同じ小栗先生のてんてんくん、たるるーとくんなど少ないです。バクマンによれば、編集でも力を入れたいラインではあるらしいのですが、低年齢向けを狙ってヒットを出すのは至難の技です。
小栗先生らしく小学生らしい学校生活に、ギャグもあり、人情もあり、妖怪とのバトルもありといいとこ取りではあったんですが、光るところのあるギャグに対して、バトル展開がテンプレすぎた感がありました。
ギャグは結構好き
シリアス展開がテンプレ気味でした。
死んだ母の姿に化けた敵に騙されるリュウイチ。
人間に恨みを持つ兄弟子。
黒猫だったから人間に虐げられたことが、人間を恨む理由なんですけど、黒猫ってだけでそんな酷い目合うか?納得いかねえ!
一山越えて竜念の力に目覚め、これからもにゃんたろーとの日々は続く!でエンド。
ちょっとお子様向けに作りました!って内容になっちゃいました。低年齢向けは、そう思って作るとハズレるの法則通り、もう少し、ナチュラルなタガの外れ方が欲しかったところです。