大災害から復興する大工事時代、無限エネルギーユデンで世界を救う為ゲンバー大王はドヴォークを滅した。騎士の1人バルのクローンは重機人間ユンボルとして生まれ変わりゲンバー大王に戦いを挑む。
設定からネーミングまで武井節が炸裂で真剣なのか、ギャグなのか、シリアスな笑いを狙っているのかわからないです。無限エネルギー油田、現場大王、土木騎士団、炭鉱の街バラック騎士団メンバーのハッパ、ボーリング、ニッパー、リーゼントで登場する博士番長。
開幕一話で、大工事時代、ゲンバー大王の襲撃により制圧されたドヴォークは支配され、国王は殺害。行方不明の姫リベッタは騎士団隊長のバルのクローンであるユンボルと共に国の再建を目指す。目的の提示、ヒロイン登場、改造人間である主人公の来歴の披露。
2話より、主人公の超常的な力、ライバル登場、ライバルが10人いる可能性の示唆、ユンボル同士で戦うための工法の会得の必要性と割と無駄のない構成で話が進んでいくのですが、このテンションのせいで頭に入ってきにくいです。
イマイチバトルのコクが伝わりにくい、キャラがかっこいいのかカッコ悪いのかわからないあたりが理由なのか、10話で打ち切り。そのため、黒幕は博士番長ドカルドだったことが明かされ、ラスボスのはずのゲンバー大王に後事を託されて終わります。一度もまともに出てないキャラが黒幕って言われてもなあ…。
ウルトラジャンプで続編が2010年に復活しますが、2014年の8巻で中断。ナタリーの記事によるとあと単行本半分で終わるはずだったらしいです。しかし、武井先生はまだまだやる気です。