津尾尋華のジャンプ打ち切り漫画紹介

週刊少年ジャンプの三巻完結以内の打ち切り漫画の紹介。時々他誌や奇漫画の紹介も。

どがしかでん!  2008年

どがしかでん!全2巻 濱田浩輔 2008年 

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バスケ部万年補欠のいじめられっ子春吉は、常人離れした瞬発力を監督代行の葉月に見出され、名門バスケ部に入部する。先輩に認めてもらう為、アメリカ帰りの須藤、面倒見の良い柴との1年3人で先輩との3on3に挑み、次第に認められていく。

 

春吉は情熱があり、努力もしているが中学は万年補欠。強豪校十凌高でもバスケ部に入ろうとするが、笑われていた。

 

最後の試合も補欠。それでも練習はし続けていた。後輩に見てられないから、他の部活をしたらどうかと言われても、バスケをし続けていた。

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それでも名門校に入学する

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アジリティーという才能があることを見出され、部活に入部

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口は悪いが面倒見のいい柴、アメリカ帰りのの実力者須藤との一年トリオのキャラをたてて先輩との試合へ。

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先輩は都大会3位の強キャラで、キャプテンの怪我という伸び代もあり。
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でもコート上の指揮者はダサいと思います。

 

3on3で主人公の才能が開花、一年トリオもある程度打ち解けて、先輩の壁も実感できる。まずまずよくできた展開なんですが、そこで打ち切りとなります。

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久々に見る、ヘタだけど一点突破の才能がある主人が、見る目のある指導者に見出されて才能を開花させていく系統のスポーツ漫画。アイシールドとか弱虫ペダルが近いです。最近は才能をセンスで磨くタイプのが多いのでこういう泥臭さのあるの少なくなりましたね。

 

割と寸評に困る作品で全体通して、悪くないんですよね。下手だけどやる気があって努力してた主人公、やや、実力のなさにイラつく部分はありますが前向きだしすぐ覚醒します。

先輩キャラも一年も3on3で人数を絞った分わかりやすくキャラ立てされています。口が悪いが面倒見が良くて責任感もある柴なんかはいいキャラです。やや、作劇が類型的だったのと、アジリティーという持ち味を主人公より一年トリオの須藤の方が使いこなしてるため、主人公の長所が、諦めなさとかメンタル面になってしまったのが惜しかったかなあ。アイシールドとか弱虫ペダル、はじめの一歩の系統なんですけど、唯一の長所の部分で圧倒的というような強さをみせられなかったため、スカッとせず、地味で泥臭めの部活物になってしまいました。シュートは下手だけどペネトレイトだけは超高校級みたいに振り切りったほうが主人公を派手に活躍させられたんでしょうが、作者が経験者のため、客観的に見ることができなかったと述懐しています。経験者ほど、現実味のない派手なムーブさせにくくなりますよね…。ほんと許斐先生は何者なんだよ。

 

この後パジャマな彼女。でラブコメを描いた後ははねばど!でスポーツ女子を描いて成功します。こちらは担当のアドバイスに従い、選手への取材などをせず、試合を単純化して、漫画的な面白さとしての「努力と才能」「敗北による成長」を追求することで成功しているのは面白い対比です。