レディジャスティス 全2巻 荻野ケン 2015年
日本史上最悪の犯罪都市剛寒市に暮らす剣崎天利は、生まれつき持つ特殊能力を活かして、正体を隠して正義のスーパーヒーローをやっていた。クラスメイトの丸藤は天利の正体を知ったことから協力することになるというアメコミ風スーパーヒロイン物。
アメコミが好きすぎて炎上騒動まで起こしたアメコミ好きの作者が本物のスーパーヒーローを描きたくて書いたという今作。設定や、剛寒市のネーミング、悪役などに色濃くアメコミテイストがかんじられます。この漫画の特徴。
完全無欠のスーパーヒーロー(ヒロイン)対完全無欠の悪という構図。アメコミテイスト!
もう一つの特徴は脱げヒロイン。
身体は頑丈でも服は普通だから脱げるのは仕方ないという思い切りから、アメコミ世界×服脱ヒロイン×羞恥=破壊力という方程式を導き出しました。実は結構珍しいヒロイン目線羞恥物。
単行本の目次が作者の趣味丸出しですが、更におまけページでは涙目スカートたくし上げとリビドー全開でお送りしています。ノーパン下校からのノーパン戦闘など、アメコミより少年誌羞恥プレイの限界に挑んだ印象の方が強いです。
単行本目次 コミケかと思った
作者の業を感じるおまけページ
ノーパン下校&バトル
FANZAやノクターンでもある程度の層には確実にヒットするスーパーヒロイン羞恥分野なので確実に少年の心にフックを残したとは思うのですが、この分野で黒髪ロング清純派ヒロインが1人というのは弱かったか…。3人くらい出して一部に人気の敗北ヒロインとかやっておけばという気がしないでもないです。スーパーヒーローなので設定的にそうも行かなかったのもわかりますが…。形態としては舞ってセーラー服騎士やウルフにKISSに近いです。りりむキッスなんかもそうですが、ヒロイン1人だとエロの幅も広がりにくいのが敗因。ヒーローものとしては主役を強く設定しすぎましたね…。
バトルする気がない強さの設定