津尾尋華のジャンプ打ち切り漫画紹介

週刊少年ジャンプの三巻完結以内の打ち切り漫画の紹介。時々他誌や奇漫画の紹介も。

デビリーマン 2015年

デビリーマン 全2巻 福田健太郎 2015年 

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契約する事で年収の半分とひきかえに悪魔の能力を売るデビリーマン。定年間際のマドギワーはクビを避けるために人間の子供、和(あえる)と契約して「これまで犯した罪を知る事ができる」能力を与え、コンビを組む。

 

クビ間際のマドギワー

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契約する和

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主人公だが謎の多いキャラ

悪の能力を使って金を稼ぐというジャンプらしからぬダークヒーロー

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ちょっと捻った能力の使い方により相手の持ち金をどう奪うかという異色バトル。主人公もダークヒーローテイストです。デスノートを皮切りに頭脳バトル物は乱打されましたが、ジャンプでは意外と少ないです。後発のヒットは約ネバくらいでしょうか。異色作なりの面白さはあったんですが、同時期のマガジンのアクマゲームと丸かぶりましたね…。

 

悪には悪というスタンス

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悪魔との契約、能力の使い方で4話まで、5話目からは悪魔との契約者との戦い。人を小さくできる収集者、人に役割を振る事ができる脚本家などと戦いますが、人気が振るわなかったのか死者に質問し回答させる事ができる死化粧師の人情物や悪魔殺しの人間の末路など路線変更していきます。

 

契約者とのたたかい

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闇のバトルから路線変更。
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最大の謎であるあえるはまだ7歳なのに何故1人で暮らし、悪魔的な頭脳を持ち、お金を稼いでいるのか?正体は?目的は?結局明かされずに終わります。打ち切りが決まったのでちょうど半端に明かすよりな、謎で終わらせた方がいいという判断だったという事です。

 

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ラスト2話で、綺麗に悪魔と人間の友情をまとめて終わったため、打ち切り漫画の中でも幕引きの綺麗さで評価を得ました。この後大幅に画力が向上して、「ふたりの太星」の連載に繋がります。これだけ連載間で画力が向上したのは三ツ首コンドル→歪のアマルガム、斬→SWOT以来じゃないでしょうか

 

ラストは悪魔に復讐する悪魔殺しと対決した後、あえるとマドギワーの関係に決着をつけて終わります。この決着の付け方が、少年漫画では少し変化球になっており、印象に残った向きがあります。

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