オレゴラッソ 全2巻 馬上鷹将 2016年
テコンドーJr.日本代表の幡場は暴力事件を起こした事から3年間の公式試合出場停止となる。体格と筋肉、体幹からサッカー部のマネ真琴に経験者と勘違いされ、部に誘われた事からサッカーを始めることになる。
勘違いからサッカーをする事に
人を蹴るか 球を蹴るか 違いは……
それだけ!!
ものすごい強引な展開!
テコンドー仕込みの蹴りでスーパーゴールを決めた快感からサッカーを始める幡場。もとu12日本代表の時代遅れのファンタジスタ・一春は幡場の才能を見込んでコンビを組むことを提案する。主将と対決して素質を見せた幡場はサッカーにのめり込んでいく。これ、要するにサッカー版スラムダンクなんですよね。
現代の守備戦術に取り残された時代遅れのファンタジスタは純血のストライカーと出会って復活できるのか。ということで早い展開で相棒も誕生。
テコンドーの蹴り技の特性上グラウンダーが苦手という悪球打ちならぬ悪球蹴り。システムサッカーに対するファンタジスタと純粋なストライカーと言う現代サッカーへの挑戦など面白い所に目をむけており、ここ最近のスポーツ漫画の主人公には珍しく素直で前向きな性格も好感がもてました。
素直で前向きな性格、好感が持てる主人公
対戦してる相手を認めて素直に頭を下げて教えをこう幡場。
徐々にできることが増えていく喜び。
しかしそれでもスポーツ漫画の壁は破れず後半は凄い勢いでダイジェスト展開がおくられます。
一年め全国ベスト8
2年め地区予選敗退
3年目全国、
選手権での活躍が認められてJリーガーに。
正直キャラクターを積んで組み上げる性質が強いスポーツ漫画は4〜5巻まではプロテクトしてあげるとかの措置がないジャンプでは厳しいと思います。
平等でない?サム8があっただろ!
これ何度も言ってますけど、他スポーツのエリートが転向してきたから基礎体力があるドルヒラ、大好王タイプとかパワーの有り余った素人がスポーツを始めるスラダンタイプとかありますけど、マガジンがよくやってるある程度の能力のあるアスリートを一段上の集団に入れて育成する系統が現在では1番安定している気がします。