SHADOWLADY 全3巻 桂正和 1995年
マジックシャドウによりシャドウレディに変身したアイミは女怪盗として盗みを行いストレスを解消していたが、発明好きの刑事ブライトに一目惚れ。ブライトはシャドウレディが好きで更生させるために捕まえようとしている。本来内気なアイミは自分がシャドウレディである事を言うわけにもいかず、怪盗を引退しようと考えるのだがそこにシャドウレディーと張り合うスパークガールがあらわれ、更に地球を壊す破壊魔人が復活するのを止めることとなりシャドウレディを続けることに。
アイミはシャイな女の子だが
マジックシャドウでシャドウレディーに変身して怪盗をおこなっている
発明好きな刑事ブライトに助けられて一目惚れ
しかしブライトはシャドウレディに恋をしていた。両思いだが真実を明かせないアイミ
前半の職業・怪盗で怪盗仕事はお約束で成功するような軽いノリに刑事と怪盗の恋愛を絡めたのが本来やりたかった路線なのかもしれませんが、怪盗部分がTVスペシャルのルパン3世並みに緊張感がなく、恋愛部分は進行が遅く、どっちつかずな感は否めませんでした。桂先生ビジュアル面が先行して描きたいものを描く傾向があるので、「変身する女怪盗のかっこよさを描きたい」が先行してストーリーを練りきれてなかった可能性はあります。
相変わらず凄い説得力のお尻
スタイリッシュ女怪盗を描きたかっただけという可能性も否定できません。
ブライトの妹分はスパークガールとしてシャドウレディーに対抗
桂先生には珍し目の妹キャラデザ。可愛い。
スパークガールに変身
テコ入れなのか、2巻半ばから、シャドウレディーに変身するためのアイテムと、マスコットキャラが魔の国の物で、マスコットキャラを助けるために、魔界から盗まれた魔石を盗み出し魔人復活を阻止する方向に話が変わりましたが、殺人犯の汚名をきせられたりと前半とのギャップがすごかったです。
突然出てくる魔界警察
変わる方向性
魔人とのバトルに突入
ボンバーガールの所でも触れましたが、シングル女性主人公の成功は少なく、シャドウレディは、そもそもの怪盗をしている動機がストレス解消という感情移入しにくい理由なので、最初から破壊魔人か一目惚れを軸に話を回してたほうが良かった気がします。