打ち切り漫画界のレジェンド。読んだ事がなくてもラストシーンの画像を見たことのある人は多いはず。
硬派に生きる男、菊川仁義は海外からの侵略に対抗するべく日本中の硬派を集めていく。車田版男1匹ガキ大将。現在29年ぶりに連載を再開し10巻まで発売中。
本人をして、これが描きたくて漫画家になったと言わしめた作品で、特殊能力も必殺技もない漢たちの生き様を描いていますが、「男1匹ガキ大将」の時代から16年経過してますので流石にこの時代でも古かった…。ちなみに北斗の拳で大ヒットを飛ばした原哲夫先生も「猛き流星」で同じ失敗をしています。構想10年という謳い文句の漫画が、10年前はこの内容が衝撃的だったよね…。という残念感を醸し出すことは漫画あるあるの一つですが、巨匠2人が同じ過ちを犯したあたり、「男1匹ガキ大将」の影響の強さが窺い知れます。
まだ幼さの残る仁義と完成された西日本の首領・竹島将を軸に展開する。
次々と終結する硬派達。
飛び交う車田硬派論!
これが描きたくて漫画家になったという作者コメント
無念の作者コメント
再開してからは未消化だった北のカムイ、天才キボウの伏線を消化して、突然仁義の部下についた赤城のウルフの過去と部下になった経緯、竹島軍団の軍団隊長神代、水無月の実力も明かされます。35年待ったわよ…。
未消化だったキャラクター達も補完。
神代・水無月の戦闘が拝める日が来るとは…
ウルフが部下についた理由、眼帯の謎も明かされます。
北のカムイ、キボウも登場
再開した連載は、次エピソードで竹島軍団と決着をつけておわるとのことなのですが、どう考えても軍団対決を制して仁義優勢の上で痛み分けとかで終わりますよねこれ…。
竹島将との直接対決間際に海外勢が攻めてきてお互いを認め合いながら共闘というのが無難な落とし所だと思うのですがそこまでは行かなさそうです。ジャーメインのムーンウォークが見たかったぜ…。
各国のドン。登場時はこいつは仲間になるこいつは敵とか考えたもんですよ。ドン・ロンメルは絶対味方になると思ってた。
ここのキャラクターも消化して欲しかったです…。