東京犯罪物語 全1巻 次原隆二 1994年
人を信じる新人刑事伊達聖人と人を疑うベテラン刑事平井賢三のコンビが事件を解決していくバディ物の警察。捻りのない人情物で流石にこの時代でも古いタイプの話なので企画物ではないかと思うんですが…。ただ、企画ものにしては、いじめ問題からきた元気やでっ、ジャンプのF1スポンサー参入記念のGPBOY、Fの閃光、エディタウンゼント死去を受けて作られたセコンドなどと違い、特に連載されるきっかけが思い当たりません。かと言って編集会議でこれをいけると判断するかなという疑問も浮かびます。メカドックの功績があるとはいえ、その後4連続打ち切りを喰らい5作目ということからも単なる新連載ではなさそうなんですよね。
犯罪者を信じて仮病なのに病院に連れて行きまんまと逃げられる聖人
初日から辞職を訴える主人公
感情移入しづらい…
基本的に犯人を信じて情に訴えます
前年のこもれ陽の下で、この前の連載の不可思議堂奇譚辺りから編集に人情物が好きだった人がいる可能性はありますが…。