バカバカしいの! 全1巻 がもうひろ椎野 2000年
椎野王国の王子、椎野のぞまは1000の名前を使うことで名前のキャラクターに変身することができる。侵略者・名後を倒し、父を探すため椎野は戦う。
この変身が、⚪︎⚪︎しいのという言葉が成立するのなら何にでも変身できる為、事実上言葉の解釈次第で無限に返信できるヒーローということになります。
これ、臨機応変マンですよね?
さらに出た名前にかけたものが使えるダジャレのような能力もあり、わざとら椎野だと技をかける虎になったり、なみだぐま椎野だと涙を流してる熊に変身したり、いまめか椎野で今はメカという事でロボット形態になったりします。
この強引なダジャレの組み込み方は少年探偵ダンのトリック解明でもやってましたね…。
いやかなり苦しいし、セルフリメイクですし、まあ仕方ないかなという感じで12周打ち切り。ラストにちょっとだけひねりをくわえてますが、ハッピーエンドで終わります。
ラッキーマンがあたったとはいえ、少年探偵ダン、バカバカしいのと、ニ連続で打ち切りを喰らい。内容的にもかなりトレンドとマッチしていない作風でしたが、この後デスノート原作から、バクマン、プラチナエンドと、小畑健とのコンビで大復活を遂げます。
一応公式でジャンプが認めることはないとのことですが、バクマンのネームはそのまんまがもう先生の絵柄でした。デスノートの時は原作がもうひろしで避ける人やマイナス評価を入れる人を想定して、極秘にしていたのでしょう。実際反響はとんでもないもので、スタートから原作がもうひろしだと冷や水を浴びせる読者がいたことは想像に難くありません。
漫画家ペンネームを変える事は結構多いですが、これだけダイナミックにペンネームを変更して成功した人は稀ではないでしょうか。