うわさのBOY 全2巻 みやすのんき 1986年
転校生天野俊は各部活と戦うスーパークラブに入部し、持ち前の身体能力を活かして戦う。部活物でボクシング→空手と戦ったところで終了。80年代お色気漫画の一つ。この頃エロ路線は激しい争いを繰り広げてました。
ジャンプでは、このあと、ゴッドサイダー、バスタード、てんで性悪キューピッド、電影少女、(以後90年代)ぬーべー、アイズ、りりむキッスと、やはり比較的おとなしくなっていきますが、80年代はお色気漫画黄金期でもありました。
82年ごろよりハートキャッチいずみちゃん、oh!透明人間、84年やるっきゃ騎士、85年パラダイス学園。86年いけないルナ先生、ホールドアップキッズ、87年胸キュン刑事、2人におまかせ、88年瞳ダイアリー、89年ミラクルランジェリーと各紙エロの過激さを競い合い、どんどんハードになっていきました。これは1990年、宮崎勤事件を受けて有害コミック運動が盛んになるまで続きます。
結果、ルナ先生など一部の漫画は少年誌掲載にも関わらず18禁指定されることになります。この辺りの作品はプレミアが付いてるものもあり、入手が困難なものが多いです。どっきりマイクローンは2巻で25000円、ミラクルランジェリーは全4巻セットで32000円の価格がついています。少年期のエロの業よ……。
と言ってもあくまで少年誌なので射精しているミラクルランジェリーはともかくとして、脱がすだけだと限界があるため、シチュエーション系のエロが多くなります。毎度殺されかける胸キュン刑事や、事件ごとに脱がされる2人におまかせ、奉仕系の瞳ダイアリー、ルナ先生。ギミックが多いハートキャッチいずみちゃん等等
中でも溶ける水着、「バーカ」と言う日焼けを作らせる、催眠バニー、逆さ吊り緊縛、ヒロインが豚に舐めまわさせるなどの超マニアックなプレイを少年の心に焼き付けたパラダイス学園は割と罪が重いと思います。僕の心の中のフランククラウザーさんも「ミラクル」って叫んでいます。
瞳ダイアリーなんかはやりすぎかなと思うところもありますが、未だにマニアックな人気は博しているようです。
津尾さん子供心に胸キュン刑事の感度4倍のヒロインはかなり衝撃だったので、対魔忍の感度3000倍を見たときは度肝を抜かれました。