超機動員ヴァンダー 全2巻 桂正和 1985年
宇宙人犯罪に対抗する為つくられた超機動員に選ばれた弥紫は、反射神経は凄いが女嫌い。新タイプの超機動員ヴァンダーは男女のエネルギーで動くため、演算能力の高いみなほとコンビをくむことになる。という、変身ヒーロー物。
さすがの桂先生らしく、連載一回目から巻頭カラーで女の子のシャワーからの着替え。
戦闘シーンも女の子が脱がされたり、女嫌いの弥紫の戦闘力を下げる為に女の子とくっつけたりとサービス満載。
初回からシャワーと着替えで2ページ
圧倒的おっぱい&パンツ描写
同年の「ウルフにKISS」、3年後の「変幻戦忍アスカ」「舞って!セーラー服騎士」「ATLADY」あたりのお色気路線ものと比べても圧倒的なクオリティの尻&パンツ画力なんですが、変身ヒーロー&お色気路線が「ウイングマン」とかぶりすぎました。尚且つモチベーションが高く主人公と作品の目的が一致していた「ウイングマン」と違い、長期的目標は違法宇宙人の撃退なんですが、短期目標が女の子の苦手な弥紫が女子を克服する事というカッコいいヒーローとは真逆のベクトルだったので、受けないのは仕方ない部分もありました。
当て馬になった、弥紫の次のパートナーなつきが、弥紫と信頼関係が結べず、死んでいくところはウイングマンにはない無情感があり良かったんですけど、主人公の思いやりのなさが際立ち、読後感は悪かったでしょう。