甲冑の戦士雅武 全2巻 高橋よしひろ 1988年
犬漫画の第一人者高橋先生による戦国バトルサイキック犬漫画。こんな欲張りセット犬漫画描けるの先生だけだと思います。
脳を刺激することにより、言葉を喋り超能力を使うことができる牙忍と主人公が戦国の世で悪の牙忍と戦う!
喋る!
騎乗する!
空を飛ぶ!
念動力!
高橋先生は犬をなんだと思ってるんだ!
犬が馬に騎乗し、空を飛び、刀をふるい、作戦を考え、信長の部下として活躍しながら、同じく牙忍をあやつる牙魔一族と対決しますが、牙魔一族のボスは牙忍に操られていた事が判明します。まあ頭も身体能力も人間より上で超能力までつかえるならねえ…。
ストーリー展開上ほぼモブなんですけど、一応信長とか秀吉とか歴史上の人物も登場します。牙忍が胡乱すぎて、目立たないというか、歴史ロマンをやろうとしたら打ち切りが決まったから犬バトルに話を戻したような展開。
ラストもものすごいバトルが巻で終わってるので、消化不良感がすごいです。
白い戦士ヤマトで、賢い闘犬を、銀牙で野犬、忍犬を描いた高橋先生の新境地でしたが、ちょっととんがりすぎてジャンプ読者もついていけなかったようです。
ちなみにワイド版ではちゃっかり銀牙外伝と言う扱いにしてますが、何の関係もありません。