津尾尋華のジャンプ打ち切り漫画紹介

週刊少年ジャンプの三巻完結以内の打ち切り漫画の紹介。時々他誌や奇漫画の紹介も。

爆発!宇宙クマさんタータベア&菊千代くん 1992年

爆発!宇宙クマさんタータベア&菊千代くん 全2巻 佐藤正 1992年 

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惑星1の落ちこぼれタータベアは勉学が何か学ぶ為に地球に追放され、地球の落ちこぼれ菊千代と出会って友達になる。

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いわゆる居候物のギャグ漫画。菊千代が大財閥の御曹司、タータが地球より科学の進んだ星から来た異星人。2人が落ちこぼれ同士で、競い合うことも、協力する事もできる上、異星人の科学力で問題を解決したらトラブルを起こす事もできる。菊千代側の財閥の力も使えるため、話の広げ方はかなり自由度が高いです。優等生キャラとしてタータの妹ミーシャが配置されており、クラスメイトや異星人の知り合いから事件が起こり解決するというパターンも多数。

 

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ギャグ漫画としては1話目から上手くキャラが配置されており、展開の幅も広く、悪くないと思いましたが、前作燃えるお兄さんとは違いバトルなしで似たテイストのギャグのみをやるというのが受けなかったのでしょうか?

 

ギャグ漫画は似たテイストだと飽きられ、ストーリー漫画ほど作風を変える事も難しいため、専門で連続ヒットを出している先生は本当にすごいと思います。たいてい、ヒット一本でおわるか、長く続ける先生は心を病みますもんね…。ジャンプだと徳弘正也先生が、シリアスバトルと人情とギャグを取り混ぜて、数本のヒットを飛ばし、うすた京介先生が連続ヒットを飛ばしていますが、新沢基栄先生も佐藤正先生も高橋ゆたか先生もなかなか2発目に恵まれませんでした。今だと仲間りょう先生、空知英秋先生、麻生周一先生に頑張って欲しいところです。

 

バーコードバトラーの回があるあたり時代を感じます。あとコント回。佐藤先生コント大好きですよね。

 

テンポのいいギャグ

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バーコードバトラー。時代を感じる

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コント回

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