暗闇をぶっ飛ばせ 全2巻 原作 宮崎博文作画 今泉伸二 1994年
左手にタランチュラの刺青と書き残して死んだ父殺しの犯人を追う隼人は、手掛かりを掴んだ担当刑事殺人の濡れ衣を着せられ逃亡する。真犯人からも警察からも追われ、真実を明らかにすることができるのか?
知り合いの刑事殺しの冤罪をきせられる隼人
冤罪の証言をした目撃者も消され、その罪も被せられる隼人
打ち切り漫画の半分くらいは展開の遅さが致命傷ですが、今作は例外的にスピーディな展開。13話しかないのに3人殺害され、殺人犯と疑われてるのに5人それと知りながら協力してくれる味方ができます。2話に1回仲間ができるか人が死ぬ。はやーい!まあそれでも打ち切りなんですけど…。
拘置所で出会った、親父に恩のある犯罪者。
そんな偶然ある?
更に協力してくれる親父に恩のある暴走族
犯罪者を信用してしまう病院の医師
病院で助けた女の子の知り合いで
はじめは隼人をつかまえようとするが、命を救われて味方になる暴走族の女
いや、まあこの手の話に協力者は不可欠なんですけどちょっとご都合主義すぎるでしょ。
わらわら親父因縁キャラやら、人を信じすぎる協力者ですぎぃ!
前年に映画「逃亡者」が公開され大ヒットして、警察に追われながら真犯人を探す物語がドラマなどでも取り上げられていた時期。タイムリーというよりはまたかという気持ちがあり、少年誌には大人向けだった感も強いです。
俺たちの真犯人捜索は始まったばかり!
でエンド