バレーボール使い郷田豪 全3巻 2007年
バレー漫画ではなくバレーボール使いの郷田が巻き起こすギャグ漫画。主役とツッコミ役との関係にうすた京介味を感じる。バトル寄りになりすぎてギャグが薄くなったのが残念。
気弱で普通だけど解説とツッコミがひかるネオと、バレーボール使いという謎の設定で無茶苦茶やる2人を軸としたギャグ漫画。
ちょこちょこパロディもあるんですけど、ネタとして振り切ってないんですよね。
本人の筆跡で学校爆破計画などを書いたノートをわざと取られて教師に見付けさせる偽ノート。
炎殺黒龍波 わかりにくい
ジョジョ これも擬音と雰囲気だけ
折角パロならもう少しふみこんでいいと思うんだけど、画風とか…。
クラスの不良や風紀委員とのトラブルを解決していく郷田に、風紀委員四天王が立ち塞がります。
トイレで襲撃してくる城、ネオの思いびとピノを人質にとってフリースロー対決を挑んでくるCJ、毛玉ボール使い蘭丸。
ギャグ漫画だから展開の無茶さはいいんですけど、中途半端にシリアスなのが持ち味を半減させています。
特に、最後の四天王風紀委員長丹波零空はバレー部主将としてバレー以外にバレーボールを使う郷田がゆるせないという理由で、BOY並みの荒技で潰しに来ます。急に治安梅澤時空に変えるなよ。
ギャグ漫画なのに治安がヤンキー漫画に。
そして四天王を仲間にした郷田は零空とバレー対決をする事に。
ビーチで特訓をして、謎のおっさんの力もかり、バレー部に勝利を収めて終わりますが、もうこのバレー対決からほとんどギャグがない。かと言ってスポーツ物としてどうかと言われると…。
序盤のギャグ回で、キャラを増やしていくのはよかったのでトイレの住人、エロいカリスマ風紀委員、天才CJあたりを上手く動かしてギャグをメインにできればギャグが少なくなっていた紙面では生き残れたかもしれません。